こういった疑問にお答えします。
Webライターの文字単価の相場や、求められるレベルを解説!
自身のWebライター・採用者の経験から、文字単価を上げるためにやるべきこと、文字単価以外で稼ぐ方法まで徹底解説します。
本記事の信憑性
筆者はWebライターとして文字単価を0.3円から3.0円まで上げてきました。また、ブログでWebライターの採用も行っています。
Webライターの文字単価の相場は?
これまで500記事以上、Webライター・ブロガーとして執筆してきた筆者ですが、その中で応募・発注ともに行ってきました。
その経験から文字単価の相場感を述べると以下の通りです。
- 文字単価0.3〜0.5円:未経験
- 文字単価0.5〜1.0円:初心者
- 文字単価1.0〜2.0円:中級者
- 文字単価2.0〜3.0円:中上級者
- 文字単価3.0〜円:上級者
文字単価ごとに求められるレベルと特徴
自分のレベルに合っていない文字単価の案件に応募しても、門前払いか安請負になってしまいます。
適切な案件を知るために、以下では各文字単価に求められるレベルと特徴を紹介します。
文字単価0.3〜0.5円(未経験)
完全に未経験者向け・クラウドソーシングで実績がない人向けという案件です。
ちなみに0.3円以下は完全にさすがに低すぎるので避けましょう。
案件の特徴は以下の通り。
未経験者なので発注側は、上手い文章やSEOの知見、執筆ジャンルの経験を求めていません。
文字単価0.5〜1.0円(初心者)
個人的には最も案件が多い文字単価のイメージです。報酬も増えてきて、5〜10万円くらいは稼げるでしょう。
案件の特徴は以下の通り。
筆者は文字単価1.0円で応募しますが
ちょっと厳しめですが、このような期待感で雇っています。個人的にはライティングスキルよりも、執筆ジャンルの専門性の高さを重視しています。
実際、応募者の中の1割くらいが満たしていて、他は0.5円以下のレベル感という印象です。
ぶっちゃけ、すぐ音信不通になる応募者も多いレベルなので、報連相やマナーができているだけで勝率が上がるのも事実。
文字単価1.0〜2.0円(中級者)
ここまで来たら、月10万円も達成しやすいレベルとなります。
1円が1つの基準なので、Webライターやってますと名乗っても恥ずかしくないレベルだと思います。
募集もクラウドソーシングでは多いので、0.5〜1.0円で高評価をもらえれば挑戦していいと思います。
案件の特徴は以下の通り。
筆者はこのレベルの募集をする場合は
といったレベルを求めます。
文字単価2.0〜3.0円(中上級者)
ここまできたら、時給1,500〜3,000円くらいかなというイメージです。筆者は一つの案件で2.0円、もう一つが3.0円です。
案件の特徴は以下の通り。
2円以下の案件はリサーチのみでも何とかなる印象ですが、2円以上は玄人だからこそ分かる独自の視点での執筆が求められます。
それができるとSEOでもプラスですし、このレベルのライターは検索で10位以内に入る記事もチラホラ作れるレベル感だと思います。
文字単価3.0円〜(上級者)
3円以上は完全に上級者です。クラウドソーシングでの募集はたまに見かけますが、医師募集の記事など高難度な専門性を求められるものばかりです。
最近ではYMYL (your money your life)といって、健康や命、お金に関わるジャンルはGoogleが厳しく評価するとしています。
GoogleはYMYLを下記のように定義しています。
ウェブページやトピックの中には人々の将来の幸福、健康、経済的な安定、安全などに影響を与える可能性のあるものがあります。
我々(Google)はこのようなページを「Your Money or Your Life」ページ(YMYL)と呼んでいます。出典:Googleの品質評価ガイドライン
例えば「がんの治し方」を検索する際に、運営者不明の記事情報より、医師監修の記事の方が重要視されるので上位表示されるということ。
このように書ける人が限られるものは執筆者の希少性が高まるので、超高単価となりやすいです。
Webライターが文字単価を上げるためにやるべきこと
最低限、文字単価を上げるためにやるべきことは以下の通り。
- 執筆ジャンルの勉強
- 徐々に案件のレベルを上げていく
- SEOライティングとコピーライティングを磨く
執筆ジャンルの勉強
執筆ジャンルの勉強をすることで上位表示がしやすくなり、文字単価が上がります。
この理由はGoogleの評価指標であるE-A-Tの影響が大きいです。
簡単に言えば、執筆者がそのジャンルの専門家なのか、何らかの実績があるのか、記事内容は信憑性があるのかが重視されます。
早い話、「〇〇といえばこの人」となった状態で記事をかけば上位表示されますが、それは難しいので資格を取るなり勉強して詳しくなる必要があります。
ジャンルに詳しくなり、他の記事にはない深掘りした記事にできれば上位表示も狙えます。
上位表示できれば、Webライターとしての価値も高まるので単価も上がります。



徐々に案件のレベルを上げていく
当たり前ですが、ずっと同じ文字単価の案件を受けていては上がりません。
0.5→1.0→1.5と徐々に応募案件のレベルを上げていく必要があります。ただし、文字単価が上がるほど競争率も高く、スイスイとは上がりません。
日頃のSEOライティングの勉強、執筆ジャンルの勉強を積んだ上で相応しいレベルの案件に応募しましょう。
SEOライティングとコピーライティングを磨く
筆者は発注する側として、専門性とSEOライティングの知見を重要視しています。
これは記事が読まれるまでの流れが影響しており、その流れは下記の通り。
- ユーザーがあるKWで調べる
- 検索結果から自分の記事を見つけてもらう
- 他の記事よりも自分の記事を選んでもらう
SEOライティングと専門性が盛り込まれた記事は上位表示されやすいので、2番の見つけてもらえる確率が高まります。
さらに見つけてもらってからは、自分の記事の周りの記事でどちらがクリックされるのかの勝負になります。



この際のユーザーの判断基準は記事タイトルと、タイトル直下の文(メタディスクリプション)です。
この記事タイトルで、いかにクリックさせるかのテクニックがコピーライティングです。
例えば、下記のような言葉を入れます。
- 〇〇選など数字を入れる
- 方法・コツなどを入れる
- まとめ・厳選などを入れる
これらのテクニックを駆使し、クリックされやすい記事にできるかどうかも文字単価向上につながります。
参考:https://manablog.org/killer-title/



筆者の文字単価が上がったきっかけ
筆者は上記の方法に加え、以下のようなことがきっかけで文字単価が上がりました。
- スクールに入り添削を受けること
- ブログを作ったこと
- プロフィールの充実
- 応募文の見直し
スクールに入り添削を受けたこと
筆者はクラウドワークスで全然案件が取れなかった時、実績作りとスキルアップのためにスクールに入りました。
自分の名前入りの記事がポートフォリオとなり、それらを実績として応募することで以前よりも採用率が格段に上がりました。



ブログを作ったこと
ウェブタスというスクールで受けたコンサルを受けた際、ブログを勧められたことがきっかけで、当サイトを立ち上げました。
ブログは不労所得の手段というイメージが強いですが、それだけでなくWebライターのポートフォリオにも活用できます。
ライター時は筋トレ系の記事がメインなので、ブログで筋トレ記事を書き、文章力や筋トレ知識をアピールしたことで筋トレの案件にも受かりやすくなりました。
プロフィールや応募文の改良
発注者となって、改めてプロフィール・応募文の重要性に気付かされました。
応募を誰かへの告白と考えた場合
みたいなものでしょう。こう考えれば重要性が伝わりますよね。
それぞれ簡単にポイントを述べると下記の通りです。
詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。



文字単価以外で稼ぐ方法
文字単価に固執せずとも稼ぐ手段はあります。具体的には以下の三つです。
- 継続依頼
- ディレクター側になる
- 有料note・Kindle出版
継続依頼
毎回、単発で受けて応募して…という流れを繰り返すと、営業に時間が取られてしまいます。
営業の手間をなくし、仕事と収益を安定させるために意識したいのが継続依頼です。
要は一度仕事をしたクライアントから新しい仕事をもらい続けること。
発注者に「この人は気遣いもできるし、記事の質も高いから、もう一回頼もう!」と思わせたら勝ちです。理想は替えがきかない存在です。
Webライターで継続依頼をもらうコツは以下の4つです。
- メディアルールに従う
- 即レス意識
- メッセージの往復は極力短く
- プラスアルファの価値を提供
詳しくはこちらの記事をどうぞ。



ディレクター側になる
Webライターからのステップアップの手段の一つがディレクターです。
主な業務内容は以下の通り。
簡単にいえばメディア運営者とWebライターの間に立ち、執筆以外の業務を請け負う中間管理職です。
Webライターと比べると報酬も跳ね上がると言われているので、将来的な道筋として考えておきましょう。
有料note・Kindle出版
「記事を商品にする」という考え方です。これもWebライターとしてステップアップしてきたら、意識しておきたい仕事です。
いずれも何か実績を作って、そのノウハウやアイデアを文章にして販売する方が多いです。
最低でも文字単価2.0円を超えたら、挑戦してもいいかもしれませんね。
文字単価を少しずつ確実に上げていこう
今回はWebライターの文字単価の相場や、求められる基準などを解説してきました。
どの文字単価の案件に応募するか悩んでいた方も、これで自分が応募すべきレベルがある程度わかりましたね。
ぜひ本記事を参考にスキルアップを続けながら、着実に文字単価を上げていきましょう。








